えらく長い間ブログをさぼっていました。
みなさーん、わたしのことを憶えていますか?
しょうもないブログ書いている八島操です。
ほら、あのもじゃもじゃ頭の六花亭女よ。
思い出した?
スパイス販売開始→ケララ料理教室→キラーコンテンツのラッサム販売開始→何がなんだかわからないまま今日まで。
です。
南インド屋の店員A,Bが初めて南インドに行ってきました。
出国から帰国までをざっくりと書きます。
実はもうざっくりとしか憶えていないんだな。
●絵美の春色ドレス
インドに行くのよ。
ケララのコーチン。
壊れたな。と思ってから3回使ったスーツケースを今回は新しく買った。
主催者の責任だな。と思って壮二郎と2人分のsimフリーのスマートフォン買った。
ちなみにsimフリーの意味はよくわからない。
も、もしかしてケララからの「みさ日記」を楽しみにしている人が5人くらいいるかもしれないので、アイパッドプロの絵美ちゃんをケララに連れて行くことにした。
絵美ちゃんの「絵」は、アイパッドプロのなんとかっていうアプリだかなんだかでみさ日記の名画の数々を産み出しているからという命名の由来みんな知ってた?
ちゃんと憶えてね。
美人の絵美ちゃんは何を隠そう箱入り娘で家から一歩も出したことがないの。
今回は格安飛行機エアアジアの機内持ち込み手荷物に愛しい絵美ちゃんを連れて行くんだから。アップルペンシルもお供なんだから。
あ、黒井は留守番よ。
重いんだもん。
いやあ、美人の絵美ちゃんに傷がついたら困るよね。とAmazonで絵美ちゃんのカバーを探すんだけど、どれも可愛くない。
わたしはね、可愛くて派手なものが好きなのよ。
あ、これ可愛い!
これにする!
あれ、子供用だってさ。
いいよ。
子供でも使える=不器用で乱雑なわたしでも使いこなせる。だ。
だってピンクとオレンジという「みさお好み」な色合わせで、ストラップがついていて肩から下げられるから泥棒にとられる心配もないよ。
「お子様の小さな手でも安心して握れるグリップ」だって!
いいね、いいね、便利だね。
普段は六花亭と村上カレー店プルプルでしかお金を使わないのだけれど、旅行前の買い物続き(上記のスーツケースやスマホ)で財布の紐が10年に一度の大緩みなんだもん。
と、いそいそとカートに入れてからふと我に帰った。
56歳のわたしが子ども用のアイパッドケースを首から下げて空港をうろうろして誰が喜ぶんだろう。
ただの
「可愛いもの好きの痛いオバサン」
良くて
「孫のアイパッドを預かっている親切なお婆さん」
よね。
そ、そんなもののためにこのわたしは5000円を払うの?
も、もったいない。
火を噴くほどもったいない!
あー!みさおのケチ心に点火したー!
と慌ててカートをカラにしたのだけれどね。
かと言って美人の絵美ちゃんを剥き出しのままでインドに連れていくのはマズい。
でもケチ心に火がついたわたしはもう1円も無駄金は使いたくない。
可愛くないケースは買いたくない。
堂々巡りだ!
どうしたら良いのだろうとしばらく考えて、閃いた!
わたしってホント天才よね。
ちょうど今日六花亭円山店でポイントカードで交換してきた春色ピンクの六花亭柄風呂敷。
これで絵美を包めば良いんだよ。
絵美の春色ワンピースだよ。
お洒落だわー。
追記
空港の荷物検査の度に風呂敷からアイパッドを出すという恥ずかしい思いをして連れて行った絵美ちゃんなのに結局インドでは一枚の絵も描けませんでした。
●座席Bにおける領土問題
エアアジアは物凄く安い。
ケララのコーチンまで6万円で往復できる。
「激安の殿堂空を飛ぶ」の巻なのよ。
でもね、その分エアチケットをとるにもとても面倒で、インドのビザ申請とエアアジアのチケットとりでわたしはまた老けた。
「出来た!」あれ、消えてる…。の繰り返し。サーバーが貧弱っていうのかな。
もう乗れたらなんでもいいや。とテキトーに予約して当日乗ってみたら座席がBだった。
そ、AとCに挟まれたB。
空飛ぶ激安の殿堂の狭い座席のB。
しかも、Aは多分ロシア系の長身女性で、Cは多分中華系のデブ男性。
Aは座席に着いた瞬間にテーブルに頭を載せて爆睡するのだけれど、高く縛ったポニーテールの金髪がずっとわたしの脚にかかってもしゃもしゃしている。
ああ、どんどんAの長い脚がわたしのスペースに入り込んでくるう。
そして、Cもわたしも二の腕が丸い。
その丸い二の腕がずっと密着している。
しかも汗ばんできている。
Cは鼻息も荒い。
耳栓をしていてもぶひぶひと耳元で囁かれている。
右にロシアが攻め入り、左に中国が忍び込む。
これってみさおひとり領土問題@空飛ぶ激安の殿堂?
わたしが、わたしが我慢すればいいの?
和の国日本人が我慢するのか?
と、1時間くらい我慢した。
耐えきれなくなってAをつついて起こした。
「ディスイズマイスペース!」
とはっきり言った瞬間にAはハッと身をひるがえして窓に密着してわたしはやっと右半身が解放されて。
驚いたことにぶひぶひ言っていたCまで通路側に身を返した。
なんだ、簡単じゃん。
迷惑なんだよ!って主張すればいいのね。
空飛ぶ激安の殿堂の外交問題は一挙解決。
任せて!
外交問題はわたしに任せて!