みさ日記「2000円除霊法」「780円の千羽織」

●2000円除霊法

前回の続きね

あったかい塩味の濃いスープで身体に溜まったものがすーっとする。というのね。

この投稿にはお問い合わせがたくさんきたの。

いやあ、糖尿病や高血圧の持病をお持ちの方にはお勧めしないわよ。

「あくまで個人の体感」

というのだし、「ラーメン二郎」から宣伝を頼まれているわけじゃないしね。

 

でもね、そんな塩分制限のあなたにも2000円で出来る除霊法があるんだって!

ホントなんだって!

 

ねえねえ、ある場所に行くと

「なんだかここって気が悪いよね」

ってこと、あるわよね。

「これってどんな感じ?」

「この違和感は何?」

と自分の心に聞いてみたら

「風通しが悪くて、ほこりがたまっていて、じめっとしていて、ついでにかび臭い感じ」

って答える。

わたしとしては気の悪い場所ってそんな感じ。

 

わたしんちにもあるあるそういう場所。

部屋の隅、クローゼットの奥。

どよーんとしているのよ。

 

最初はお香を焚いて除霊!と試したのだけれど、ほこりカビっぽいところにお香の匂いが混ざるとあたかも「田舎の婆ちゃんちの仏間臭」になって却って気分悪い。

江原さんの本で知った「柏手を打つ」方法を試すのだけれど、あの江原さんの肉厚の掌で鳴らす柏手と違って、肥っている割にはゴツゴツで肉の薄いわたしの掌じゃ良い音出ないのよ。

力籠めすぎて掌の骨が痛むだけよ。

あの頃はマドモアゼル愛先生の音叉セットも持ってなかったし、山川ご夫妻が使っているシンギングリンは高価過ぎて手が出ないし。

でね、じゃあこの風通しが悪くてほこりっぽくて、ついでにいまにもカビが発生しそうなクローゼットの環境を変えればいいじゃん。と思ったのよ。

それで思いついたのがサーキュレーターなのよ。

Amazonで2000円だったの。

Amazon primeですぐに届いたので、早速部屋の隅に向けて強モードで風を当てるとね。

あーら不思議。

部屋がすーっと軽くなるのよ。

ホントなんだって!

 

 

世の中にある、お掃除開運法とか、お片付けで運気アップとか断捨離とかの極意ってこれじゃない?

それについてはいーっぱい専門家がいて、だいたいお片付けが苦手なわたしが語ることじゃないから割愛するわよ。

みんな知ってるだろうしね。

これは簡単よ。

なんたってAmazonで2000円よ!

 

イベントで使わせてもらった、半地下の空気の流れが悪くてついでに換気扇も重くなった場所でこれを試したら、15分もすると場所の気が変わった。

あまりに自宅に来客が立て込む日には、定期的に窓を開けるだけじゃなくてサーキュレーターで部屋の空気をぶんぶんかき回すことにしたの。

 

ヒトの出入りがない籠った場所ってなんだか怖いよね。

流行らない博物館とか、資料館とかってわたしとっても怖いのよ。

ここにサーキュレーター置けば良いのになあ。って思う。

 

あ、でも最近はこのもわもわ頭でうろうろすると空気をかき混ぜるみたいでいい感じよ。

もわもわはフィルター機能もついてるから空気も綺麗になるわよ。

これぞ「歩くパワースポット!」

何について書いても結局は「自画自賛」になるのよ。

これがみさ日記の特徴よ!

※Amazonをよく見たら2280円だったわ。ここまで書いて消せないから「だいたい2000円」ってことでよろしく。

 

●78円の千羽織

南インド屋スパイスレッスンでおまけのつもりで作った「サンボルの素」が評判良いの。

葉っぱの野菜を細かく刻んだところに混ぜるだけなのよ。

最初は小松菜や水菜で作っていたのだけれど冬の北海道は葉物野菜がイマイチなのよ。

でね、78円の豆苗で作ったら安いわ美味しいわで夢中になっちゃった。

食べ終わった根の部分を窓際で水耕栽培したらどんどん生えてきて嬉しくなっちゃった。

4泊の東京から戻ったらすっかり生えそろっていたその姿が愛しくてね。

眺め愛でていたのだけれど壮二郎がざっくり切ってサンボルにしちゃった。

気持ちが入り込んでいたものでキッチンハサミで切る壮二郎も

「うわ…」と呟いていた。

さよならみさおの豆苗ちゃん。

食べられる運命と知りながら健気に育ったけれど今日はドナドナ。

 

次の日にまた買ったわよ。

二袋も買ったわよ。金ならあるのよ!って

78円だけどね。

今度は最初から窓辺で水耕栽培をしてみたもので

(ペットとして散々楽しんでから食べる方針)

3日目の朝起きたら、まるでスパイラルパーマヘアの寝起きの女みたいになっていた。

つまりわたしね。

78円×2の豆苗に似ている自分か。

薔薇や芍薬が好きなんだけどなあ。

 

壮二郎がさっさとフットサルに出掛けたので仕方なく自分で料理をする。

チキンスープに蕪とレンズ豆。

色合い地味だよね。野菜足りないよね。

仕方ないので窓辺の豆苗をハサミで切って入れたのだけれど。

なんだか嫌な気持ち。

我が身を削るっていうの?

あれ、これってどんな気持ち?って自分に聞くと

「夕鶴」のつうの気持ちよ。

我が羽を抜いて鶴の千羽織にするあの悲しいけれど不気味な話ね。

美味しいんだけれど、なんだか美味しくないわ。

でもたべているうちに気づいた。

そうだ。鶴の千羽織は売りにいったよひょうの人格が変わるくらい高額なんだった。

これ78円だった。

つう、ごめん!一緒にしてごめん!

また78円でイオンで買うわ。

 

 

 

 

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