7月15日の講演会と16日17日のリトリートの宣伝を兼ねてのブログを書いています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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当日は本の販売とサイン会も行います。
昨年は「本をその場で買って下さった方のみ、限定50人」としたのですが、今回は思いいれのある本がおありでしたらお持ち下さい。
亜希子さんに
「パウロ・コエーリョはサインを頼まれると、どんな場所でも立ったままでもサインをするの。作者ってそういう気持ちなのよ。」
と、教えられました。
わたしも「アルケミスト」は、何冊も友人にプレゼントして何代目かわからないのですが、サイン入りは永久保存版にしてあります。
そう、「アルケミスト」
この本を持って、旅に出る若者が増えているんだって!あ、若くない人も。
サンチャゴ・デ・コンポステーラの巡礼にはパウロ・コエーリョのデビュー作「星の巡礼」を手にしている人が多いんですって。
きっと、みんな自分の心の声に従うことに躊躇しながらも「エイッ!」て飛び出したのだと思う。
パウロ・コエーリョに背中を押される、って言うとなんだか崖から落ちるみたいで嫌なので、自由の翼を背中に装着してもらったのね。って表現したいな。
わたしも「アルケミスト」を初めて読んだ時に、ワクワクして、うっとりしたの。
パウロ・コエーリョの世界にすっかり引きずりこまれた。
自分の心の声を聴くために、耳を澄ますことの大切さ。
ああ、でもわたしの耳には垢がいっぱい溜っていたの。
「うちの子が突然羊飼いになると言ったら困るな。」
と思ったのよ。これって矛盾しているわよね。
でも当時はそれに気付かなかった。
だって誰も指摘してくれないんだもんね。
当時のわたしは
お願いだから山岳部には入らないでね。山に登るたびに心配するのは嫌。
(ダークダックスの娘さん、よくきーけよ、山男にゃ惚れるなよ♪の歌の意味を教える。若後家の意味も教える)
お願いだからバイクに乗りたいって言わないでね。
(ここで勿論「15の夜」の歌を教える)
もしもあななたちが、グレそうな気配を察した瞬間にお母さんが先にグレてやるからね。
(ギザギザハートの子守唄を歌う)
と、子ども達に言っていたの。
そして、離婚する時には、絶対子ども全員大学卒業させる。と自分に硬く誓っていて。
なのに、お金があれば全部食べてしまい辞書も買い与えずに、しかも先生の言うことなんか聞かなくていいよ。と言う。
もう、矛盾だらけよ!今思うと。
よくまあ全員無事に育ったわ。
今頃になって息子たちは、羊飼いの血が騒いだみたい。
長男一応は堅気の仕事をしているけれど、二男はさっさと会社を辞めて、料理をしたりブログを書いたり。
三男に至っては、長野県というサンチャゴに行ってしまいましたよ。
こんなことならば、さっさと羊飼いにでも、サンチャゴ巡礼にでも送り出してあげれば良かった。
二男の白二郎は
「僕に大学教育は必要なかったな」
と、はっきり言うの。
ごめーん。
わたしの野望のためにちょっと回り道させたのね。
ほら、敬愛する山川紘矢さんだって40歳を過ぎてから人生の方向転換をなさったのだから
白二郎だったら早いよ。間に合うよ。と自分の非をうまーく言い訳しているわけ。
「アルケミスト」のサンチャゴ少年は、神学校を辞めて羊飼いになったの。
ご両親はがっかりしたのかなあ。
作者、パウロ・コエーリョも神学校を出た後に入った大学を辞めたの。
きっと、周りの期待を振り切って苦しかったのだろうな。
お会いしたこともないコエーリョさん一家の当時の嘆きを想像するの。
パウロさん、回り道いっぱいしたの。
でも、「全ては必要なこと」だから。
回り道している子どもたちのことを思い、何より54歳になっても回り道人生の自分を励ますの。
「星の巡礼」では、RAM教団に所属する主人公パウロが、日本風に言うと
卒業試験不合格→学校の温情で補講と再試験を受ける→3月卒業には間に合わないけれど9月卒業。
となるの。
この補講(サンチャゴ巡礼)に特別講師として登場するのが、ガイドのぺトラスなのだけれども
この方がとてもかっこいいの。
スピリチュアルな本なのに、ぺトラスにうっとりしちゃう。
後から実在の有名人がモデルと知ってつい、RAM教団に入ったら会えるのかな。って考えてしまうわたしってホントに悟りにほど遠いのよ。
教団に入るには、まずは何と言っても言語の問題なのだけれど、「字幕スーパーがつく」「吹き替えがある」「ドラえもんに翻訳コンニャク借りる」
どれが実現性あるかしら。
山川ご夫妻が大好き。
精神世界の本が大好き。
と、言いながらもこんな読み方では呆れられるわよね。
紘矢さん、亜希子さんごめんなさい。
紘矢さんは
「パウロは世界中の女性の恋人のような人なんです。」って教えてくれたの。
と、言うことはこの世のエロスもアガペも充分享受しているのだな。と勝手に解釈している。
そうそう、わたしね、初めてジェフ・バックリーが歌う「hallelujah」を聴いた時に、歌詞の意味はさっぱりわからないのだけれども、パウロ・コエーリョの作品にはこの曲がずっと流れている。って思ったの。
ほら、思い込み激しいから。
この曲を作ったレナード・コーウェンが亡くなった時に、パウロがフェイスブックに投稿をしていたの。
え、やっぱりパウロ、hallelujah好きでしょ!そうでしょ!
パウロのフェイスブックには何を書いているかわかんないのだけれど、きっと
「僕の作品のインピスレーションとなったハレルヤを作ったレナードが亡くなった。美しい歌をありがとう。」(超訳・八島操)
と書いていたのだと思う。
ね、言葉が通じなくても魂でわかるのわたし!
パウロ・コエーリョに、ジャイアンの声で
「おお、我が友よ」と言いたくなっちゃった。
パウロ・コエーリョはきっと許してくれる。
だって、世界中の女性の恋人なんだもん。
山川ご夫妻は、エリートと言われる生き方から、勇気ある方向転換をなさったの。
今、凄くお幸せそうです。
自分の心の声を聴こうかな?心の声が聴こえちゃったけどどうしようかな?という人達に、お二人はご自分達の晴々とした心持を率直に語って下さいます。
日本の精神世界の始まりからずっと逸れることなく進んでいるお二人が、とてもお幸せそう。と言う事実がわたしの心の支えです。
時計台ホールでお待ちしております。
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