７月１５日の札幌時計台講演会の前に、改めて山川ご夫妻の翻訳本と著作を読み返しています。
亜希子さんの「宇宙で唯一の自分を大切にする方法」
随分昔に読んだ気がしたのですが、２００５年が初版でした。
わたしの初版本は誰かにお貸ししたまま戻ってはこないので、最近角川書店から発売された文庫を改めて買いなおしました。
角川文庫の山川ご夫妻のシリーズは綺麗な色の表紙がなかなか良いのです。
他の作家の文庫と普通に並んでいるのを
「あ、ここにあった。」と独り言を言いながら手に取るのは嬉しいものです。
スピリチュアルが、ブームではなくって根付いてきたような気がするんです。
この本は、スピリチュアルってうさんくさい。でも人生で立ち往生しちゃったよ。
と言う方にもすんなり読んで貰えるんじゃないかな。
「精霊に導かれた」とか、「過去世の記憶を取り戻してその地に辿り着いた」
と言ったわたしの大好きな、かつ多くの方が怪しむ表現が無いのだもの。
初めて亜希子さんのお話を聞いた時に、わたし泣きました。
跡取りとしての男児出産を望む家族の下に女の子として生まれちゃった悲しさの部分で。
あ、これがわたしの切なさの素なのね。
ハイ！わたしもそうですっ！て手を挙げて立ち上がりたい衝動を抑えるのがやっと。
つまりいつもの
「おお、我が友よ！」のジャイアン状態。
亜希子さんは「以前はこの話をすると涙する人がとても多かったの。でも最近は減りましたね。時代は変わってきたのですね。」
あら、わたしやっぱり古いタイプなのよね。
書店のスピリチュアル系の棚を見ると、隣接業界も混ざり、願望実現、自己実現、○○の声を聴きましょう。お金も恋も思いのまま。なんて目移りしちゃうほどいっぱいある。
わたしもその題名に惹かれて買った買ったいっぱい買った。
狭い我が家に不釣合いな大きい本棚。
わたしは少ない稼ぎを食べることと本を買うことに注ぎ込んで来たの。
読むのは速いので、ホイホイ進んで、フムフム頷く。
内容が、あれれ？の本もあるのだけれども、本好きの方はわかってくれると思うけどへこたれないの。
このつまんない本を買った自分を責めない！
このつまんない本を読んだことによって、かえって本を選ぶ目がまた養われた！
つまんない本にもひとつやふたつ学ぶことはある！
と、すっごく前向き。
他の部分でもこれだけやる気満々で、へこたれなかったら、健康布団のトップセールスとか、怪しい浄水器の代理店日本一を狙えたんじゃないかと思うんだけどね。
残念ながら、このやる気は本に対してだけなの。
「宇宙で唯一の自分を大切にする方法」に、こんなにも率直に亜希子さんの思いが綴られていることに、今回改めて感動したの。
今回読み返してみて、ええっ、こんな内容だっけ？
わたし、何を読んでいたんだろう？って。
人って自分の読みたい部分しか読まないのよね。とつくづく思う。
亜希子さん、正直だわ。
かっこつけていないもん。
わたし、ブログを書いて、昔の恥ずかしいことをちょこっと書くくらいでも躊躇うの。
これ書くと馬鹿丸出しになっちゃうよねえ。って。
亜希子さんは、自分のコンプレックスもかっこ悪い体験も率直に書いていて、しかも品があるの。
これって、亜希子さんがとても苦しんで、自分のことを見つめに見つめたからできることだと思う。
書店の角川文庫の「や」のコーナーを探してみてください。
隣にはきっと紘矢さんの紫色の本もあります。
プロローグを立ち読みして欲しいの。
わたしは今回、プロローグだけでも充分心に沁みました。
わたしは札幌講演会の集客を目論みブログを書いているのですが、札幌の講演会ではなくてもいいの。
全国で山川ご夫妻は講演会を開催しています。
行きやすい場所で、タイミングの合った時に参加してみてください。
山川ご夫妻が伝えたいことは、本も講演会も一緒です。
でも、本の活字を通してと、コンピュータやスマフォを通しての伝わり方が違う以上に（本も単行本と文庫では違うと思います）直接会って伝わるメッセージは強く心に沁みます。
講演会で伝わるものって３００％増し（当社比）だと思っています。
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