山川ご夫妻の講演会とリトリートを開催するので、改めて翻訳本、著作を読み返しています。
この「なまけ者のさとり方」も初版本を持っていたのだけれど、誰かに貸しちゃったの。
文庫を買い直したのだけれど、あの大きさと表紙の手触りが好きだったのよね。
スピリチュアル好きな友人(数少ない)と山川ご夫妻について話す時に、当然
「どの本から入った?」となるの。
勿論わたしは「アウト・オン・ア・リム」で、ちょっと若い人は「前世療法」だったり「アルケミスト」だったりするの。
ちょっと話は逸れるのだけれど、以前子どもたちとオタクの人が集まる店「アニメイト」の前を通ったら、オタクと分類される青年たちがリュックサックからカードを出して嬉しそうに話し込んでいたの。
「大学でもオタクの人って仲間といると凄く楽しそうなんだよね」と二男の白二郎。
へえ、そうなんだ。地下鉄で一人で座っているのを見るオタクくんってなんだか暗いよねええ。って思うけれど同好の士といると急にイキイキするのねえ。って感心しちゃった。
そう、何のことはない、わたしも「アニメイト」でレアカードを見せ合うオタクくんと同じ。
山川ファンを見つけると、「おお、我が友よ」とノンストップで喋り始める。
あ、お喋りなのはいつもだけれど。
更に加速するのよ。エンジンターボ全開!ゴー!ゴー!よ。ああ、昭和な表現しか出来ないわたし。
だって共通言語があるんだもん。
シャーリーが受けたチャネリングってね。とか、あの身体から光をボーって出す人凄いよね。とか喋りたいんだもん。
そ、そして「なまけ者のさとり方」ね。
これはレアカードで「どうだ!」って出すほどコアではない作品なのだけれども(この表現はどうかしら。とは思うけれど)
やっぱりファンなら標準装備しているよわよね。のキラカードでしょうか。
わたし、この本大好きなの。
だって、わたしみたいに昼寝とチョコとケーキ好きでもさとれる日が来るかも。いやいや、さとらなくてもいいのかも。
ってすっごく甘やかしてくれるのだもの。
明るい性格なんだけど、やっぱり自分のダメさ加減にしょんぼりする日もあるの。
そんな時にこの本を読み返すの。
作者のタデウス・ゴラスさんは、「そんな読み方ばっかりですか」と天国から呆れているかもしれないのだけれど
一人で膝を抱えてしょんぼりしたくなると読むの。
だいたいしょんぼりする時って、「人から愛されたくなる」時で、自分の外に承認を求めてしまうのよね。
この本を読んで、自分の中に入って行くことを思いだす。
そして、わたしはわたしのままでいるしかないのだと、ちょっと元気になり、読んだことの大半は忘れてまたワガママ放題で暮らす。
その繰り返しで今日まで来ちゃったわけ。
山川ご夫妻の講演会を企画しているからって、ご夫妻が世に出した本達の真実を1%も理解していないのかもしれない。
実際、昨年は紘矢さんにしっかり注意されたもん。
「あなたは僕達の本のことを少しも理解していませんね」ってね。
そうなの。
でもね、きっと去年よりはちょっぴりでも成長しているんじゃないかと、自分を励ましているの。
自分を見つめること、他人の評価に怯えないこと、あるがままを愛することができるように。
と、思いながらもなかなか出来ないわたしだから、これからも何度もこの本を読むのだろうなあ。と思っているの。
本って素敵。
いくら辛抱強い家族がいても、恋人がいても(いないけど)、毎度同じ失敗をするわたしに繰り返し諭してはくれないわよね。
本だけはいつも本棚でわたしが泣きつくのを待っていてくれるのだもの。
「ヘイ、ミサオ!また忘れちゃったのかい?愛することは安全なこと、できる限り愛しさえすれば君に準備ができたときに全てが明らかになるのさ。さとってもさとらなくてもどっちの君も素敵なんだからね!」
って英語訛りの日本語で言ってくれるの。
こんなに長くわたしに優しくしてくれる「なまけ者のさとり方」は文庫で税別514円。
大好きな六花亭のマドレーヌ、大平原は4個入り500円。1日で全部食べちゃうんだから。
これってお買い得だと思いませんか?
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