六花亭大好き!「美味しいけれど名前がイマイチな北加伊道」

六花亭大好き!

ねえ、聞いて聞いて!

わたしは朝(というか昼近く)にむっくり起きるとね。

お湯を沸かしてコーヒー豆挽いたら一番小さいお鍋にクッキングシートを敷いて「大平原」を焼くの。

焼きあがる間にコーヒーを淹れて、コーヒーと大平原が朝ごはんというのが決まりなのよ。

みさおの中の六花亭女王様大平原の地位をいま揺るがしかねないのが

「北加伊道」なのよ。

まだ発売されて一年経っていないはずなんだけどね。

クー、泣けるわ。

このダサいネーミング。

いくら六花亭の社内ルールで「田舎の婆さんでもおぼえられるネーミング」と決まっていてもなあ。

「ほっかいどう」って読むのだけれどわたしはいつも脳内で

「きたイカ道」と呼んでいるもんね。

包装もなんだか見栄えしない地味な地図模様。

「さえないな」

と思いつつ発売すぐに勿論買ったのだけれど

「まあまあだな」

としか思わなかったわけ。

なんだか口の中がもっこりする口触りだった気がする。

それがね、しばらくしてからテレビに「リアル花夫」

つまり六花亭の会長が登場したのよ。

このブログを長く読んでくださっている方はご存知だと思うのだけれど、わたしは

「六花亭の社長は苦労人の六村花夫」と勝手に決めて散々花夫の苦労話を書いているわけ。

病身の母スヱだの、丁稚奉公時代の苦労話だの、花夫出世双六だの。

たいして読む人もいないこのブログだから、「リアル花夫」の目に留まることはないと好き放題書いているのよ。あはは。

わたしの世界では花夫は友人とまでは言わないが知人のような状況で。

杏仁豆腐」を食べて

「さすが花夫」

寒い札幌に嫌気がさす冬でも

「でも花夫が六花亭を止めない限りこの街に住むわ」

お正月の初売りの時期には

「ああ今頃花夫はハッピを着て陣頭指揮取ってるんだよねえ。お疲れさまね!」

と、「脳内花夫とみさおの世界」でしょっちゅうお菓子について話し合っているわけ。

 

 

でね、クローゼットにしまってあるテレビを出して視た「リアル花夫」は丁稚時代の苦労も感じさせないお洒落なオジサマで(あ、丁稚奉公していないんだった)でも美味しさには拘り強くて、当時新製品だった「北加伊道」のパイ部分が厚くて美味しくないと工場の人に注意していたの。

そうなのよ。花夫わかっているわ。

さすが花夫よ。わたしもこのパイの綴じ目の重なり部分が美味しくなさの原因だと思っていた。

「北加伊道」はパイの包み方が変わったらとても美味しくなったの。

軽く焼いてから食べるとパイのさっくり感が蘇って嬉しい。

しかもね、この冬になってからなんだけれど、花夫はまたやったわね。さすがわたしの花夫よ。美味しいものを作ることへの情熱は留まることがないわけ。また改良したのだと思う。

パイの層の数が増えたような。

更にさっくり感が増したの。

あんこ部分も軽くなったような気がするのよ。

わたしの一番は「大平原」だからこれだけは常に「みさおのおやつ引き出し」に最低4個はストックするように心がけているのだけど、美味しくなったことに気づいてしまって、今は「北加伊道」も常に4個キープ状態よ。

 

あーあ、でも心配しちゃう。

この「北加伊道」は松浦武四郎からとった有難いネーミングと包装らしいけれど。

このパッとしない感でちゃんと売れているのだろうか。

だってみさおのおんなのこ心に1デシベルも響かないのよねえ。

松山まさるが五木ひろしになって売れたように。

遠峯ありさが華原朋美になってブレイクしたように。

思い切って名前と包装変えたら良いんじゃない?

とおおきなお世話で思っちゃうよ。

 

あ、この「北加伊道」は千歳空港では売っていないんだってー。

北海道に来た人は市内のお店で買ってね。

そしておうちに帰ってから「焼いて」食べるのよー。

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